【Googleマップ】のインバウンド対策

多角的にビジネスに取り組んでいらっしゃる経営者・事業主の皆様でしたら、既に「Googleビジネスプロフィール」の整備や運用はお済みになっていることかと思います。

Googleビジネスプロフィールを上手に活用することで【MEO対策】を講じ、事業所や店舗、商品やサービスの認知拡大を行い新規顧客の取り込みやリピート化に繋げていけることはご存じの通りです。

今回は更にもう一歩踏み込んで【Googleマップ】における「インバウンド対策」について解説していきます。

Googleは世界最高峰の検索エンジン

Googleは日本国内のみならず、全世界で最も高いシェアを誇る検索エンジンです。
その検索エンジンの世界市場はGoogleが約85％をシェアしているとも言われています。

昨今は日本全国でインバウンド消費が高まり、ピークを迎えた2019年の訪日外国人旅行消費額は、総額で4兆8,135億円となり、ホテルや飲食店などをはじめ多くのサービス業や小売業に多大なる経済的効果を与えています。

そうした背景も加味して、外国人観光客の多くも活用しているであろう「Googleマップ」でのインバウンド対策を講じていく必要があると考えます。

Googleマップでのインバウンド対策とは？

では具体的なインバウンド対策について説明していきます。

ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、Googleビジネスプロフィールに登録されているビジネス情報の多くは、Googleが自動翻訳をしてくれます。

• 住所
• クチコミ
• 営業時間
• 最新情報　など

ただ、個人的に最も重要だと思う項目は自動翻訳してくれません。

それはビジネス名（店舗名）です。

Googleのビジネス名を多言語化する

先程Googleビジネスプロフィールの「ビジネス名」は自動翻訳してくれないと説明しました。
そうなれば自分で多言語化するしか対応する方法はありません。

それでは早速Googleマップでビジネス名を多言語化するやり方を解説していきます。

Googleマップで多言語化したいビジネスを表示する

まずはGoogleマップで対象の事業所や店舗を表示します。
この時点で対象となるGoogleビジネスプロフィールのオーナーや管理者権限などのあるGoogleアカウントにログインしておくことをお勧めします。

この時点ではまだ日本語でGoogleマップを開いています。
（クライアント様の店舗情報ですので画像処理をさせていただいています）

次に画面左上の「三」の部分をクリックして、表示されたサイドバーの下の方にある「言語」をクリックします。

すると下のようなウインドウが出てきますので多言語化したい言語を選択します。
今は日本語が太字になっていますが、今回は韓国語（ハングル文字）を選択してみます。

そうするとビジネス名やその他の情報などがハングル文字に変わりました。

こちらのビジネスアカウントは既に多言語設定が完了しているため、赤く囲ったビジネス名がハングル文字に変わっているのがわかると思いますが、未設定の場合ですとビジネス名はまだ日本語表記のままです。

次に言語を変更したままで「ビジネス情報の修正」を行います。

  この時点でビジネス名をコピーしておくと後が楽です。

少し下にスクロールして画像の赤で囲んだ部分をクリックします。
日本語表記では「情報の修正を提案」と書かれている箇所です。

このようなウインドウが表示されるので上段をクリックします。
日本語表記では「名前またはその他の情報を変更」と書かれている箇所です。

先程コピーしたハングル文字のビジネス名を上の赤い囲み内にペーストして、下の赤い囲み部分をクリックします。
下の囲み内は日本語表記で「送信」と書かれている箇所です。

するとまた新しいウインドウが表示されますので、右下の赤い囲み部分をクリックして変更が完了です。
Googleから「ありがとう！」のメッセージが表示されています。

Googleの審査が完了して反映されるまで多少の時間を要しますので暫くお待ちください。

Googleマップの言語を選ぶところから同様の手順で、英語や中国語などでも設定することが可能です。
是非チャレンジしてみてください！

まとめ

Googleビジネスプロフィールのインバウンド対策について部分的にではありますが説明してまいりました。

冒頭でも言いました通り、特に宿泊施設や飲食店などではインバウンド需要の高まりに伴い、こういった細かな準備が必要不可欠になると思います。

これを機にGoogleビジネスプロフィールのみではなく、ビジネスに関わる様々な要素を見直してみてはいかがでしょうか。

追記（2023/12/13）